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【レポート】6月オペラ プレコンサート『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』(3/28開催)(<オペラを知る>シリーズ)
日生劇場<オペラを知る>シリーズ2021
日生劇場<オペラを知る>シリーズと題し、6月上演オペラ『ラ・ボエーム』(6/12,13)と『蝶々夫人』(6/25,26,27)をより楽しんでいただける企画を開催しました。
当日の様子をご紹介していきます。
【日生劇場<オペラを知る>シリーズ】
① 日生劇場×藤原歌劇団合同企画「6月オペラ プレコンサート」(3/28開催)レポート
② NISSAY OPERA 2021 『ラ・ボエーム』 音楽レクチャー(4/4開催)レポート
③ NISSAY OPERA 2021 『ラ・ボエーム』 ドラマトゥルギー・レクチャー(4/10開催)レポート
日生劇場×藤原歌劇団合同企画
①6月オペラ プレコンサート レポート
『ラ・ボエーム』「なんて冷たい手」や、『蝶々夫人』「ある晴れた日に」などとともに、関連した作品として、『ラ・ボエーム』の話題が出てくる『外套』(プッチーニ作曲)や、『蝶々夫人』作曲に影響を与えたと言われる日本が題材の『イリス』(マスカーニ作曲)の曲など、『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』をより深く楽しんでいただけるような名曲の数々をお贈りしたコンサート。
指揮者の園田隆一郎さんによるお話とピアノ演奏とともに、迫田美帆さん(ソプラノ)、相原里美さん(ソプラノ)、岸浪愛学さん(テノール)、市川宥一郎さん(バリトン)の歌声をご堪能いただきました。
左から、園田隆一郎、岸浪愛学、迫田美帆、相原里美、市川宥一郎
6月12日、13日上演の『ラ・ボエーム』は、宮本益光氏による日本語訳詞上演。今回のプレコンサートでも、本作の名曲を日本語でお贈りしました。本公演を2017年初演時に引き続き指揮する園田マエストロは、「初めてオペラを観るという方にも分かりやすく、何度もイタリア語で観ているという方にも、言葉選びや演奏の工夫が興味深いと思うので、楽しんでいただきたい」といいます。迫田さんはミミ役、岸浪さんはロドルフォ役で出演、相原さんはムゼッタ役のアンダースタディです。本公演の日本語訳詞については、音楽レクチャーのレポートでもご紹介しています。
♪『ラ・ボエーム』公演詳細はこちら
6月25日~27日上演の藤原歌劇団・NISSAY OPERA 2021公演『蝶々夫人』は、1984年の初演以来、再演を続けてきた粟國安彦氏演出の美しいプロダクション。プレコンサート出演の迫田さんと市川さんは、2019年の同プロダクションに出演されており、今回も岸浪さんとともに歌唱を披露していただきました。本公演の指揮は、鈴木恵里奈さん。11月上演のNISSAY OPERA 2021『カプレーティとモンテッキ』(演出:粟國淳)でも指揮します。
♪『蝶々夫人』公演詳細はこちら
あわせて、5/3(月・祝)に、日比谷フェスティバル(東京ミッドタウン日比谷)内で、この4名の歌い手たちによるミニコンサートも開催します。ナビゲーターはオペラ・ソムリエの朝岡聡、ピアノは星和代でお贈りします。
日比谷フェスティバルは、政府からの緊急事態宣言発令を受け、リアル会場の開催は中止となりました。YouTubeチャンネル「Hibiya Fes Channel」にて無観客で配信予定です。
♪日比谷フェスティバル詳細はこちら