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【公演直前(11/12,13上演)】 稽古写真公開 NISSAY OPERA 2022『ランルモールのルチア』
NISSAY OPERA 2022
『ランメルモールのルチア』
11月12日(土)13日(日)上演
いよいよ公演直前に迫ってきた本公演の稽古と関連企画の様子をお届けします。
17世紀のスコットランド、封建的な力と憎しみの連鎖に翻弄され、自由を奪われるルチア。強要された結婚のすえ彼女を待ち受ける運命は……。
2020年に、演出の田尾下 哲氏、指揮の柴田 真郁氏のタッグのもと、ルチアにフォーカスした一人芝居版として翻案上演し話題となったベルカント・オペラの傑作を、ついに「完全版」でお贈りいたします。翻案版でもその歌唱と演技で魅了したルチア役の森谷 真理氏、高橋 維氏はじめ、実力派の歌い手たちが集結し、全幕上演いたします。「狂乱の場」でのグラスハーモニカ(ヴェロフォン)による作曲当初の構想を再現した演奏にもご注目ください!
■稽古の様子
柴田 真郁(指揮)/田尾下 哲(演出)
コロナ禍のため、90分のルチア独り舞台となった2020年から2年。
全幕上演となる今回は、ソリスト全員と合唱がステージに立ちます。
通常カットされる部分の演奏、「狂乱の場」でのグラスハーモニカ(ヴェロフォン)の演奏など、ドニゼッティの音楽の細部にまで拘る指揮の柴田 真郁さんと、ルチアに焦点を絞った2020年の翻案版を発展させ、1つの場面の裏側で起こる出来事も同時に見せたいという演出の田尾下 哲さん。
2人の熱の入った指揮・演出のもと、ドニゼッティの美しくドラマティックな音楽にのせて、ルチアをめぐる悲劇の物語が重層的に描かれます。
左からジョン ハオ(ライモンド)、加耒 徹(エンリーコ)、田尾下 哲(演出)/田尾下 哲(演出)、城 宏憲(エドガルド)
【インタビュー】
〇柴田 真郁 (指揮)【ぶらあぼ】―全員のエネルギーを舞台で爆発させて、豪華キャストで贈る2年越しの“完全版”
〇田尾下 哲(演出)【シアターテイメントNEWS】―2020年版を経ての“完全版”
別れ、謀略、裏切り、絶望……翻弄される恋人たちの悲劇。ルチアの狂乱へと続く重厚なドラマは圧巻!
左からエンリーコ(加耒 徹)、エドガルド(城 宏憲)、ノルマンノ(吉田 連)、アルトゥーロ(髙畠 伸吾)、ルチア(高橋 維)
【12日出演組】
ルチア:高橋 維 エドガルド:城 宏憲 エンリーコ:加耒 徹 ライモンド:ジョン ハオ アルトゥーロ:髙畠 伸吾 アリーサ:与田 朝子 ノルマンノ:吉田 連 泉の亡霊:田代 真奈美
甘く切ない二重唱、婚礼の場面の迫力の六重唱と合唱にアクション、圧倒的な歌唱と演技で紡がれる残酷ながらも美しい傑作悲劇をお見逃しなく!
左からノルマンノ(布施 雅也)、エドガルド(宮里 直樹)、アルトゥーロ(伊藤 達人)、エンリーコ(大沼 徹)
【13日出演組】
ルチア:森谷 真理 エドガルド:宮里 直樹 エンリーコ:大沼 徹 ライモンド:妻屋 秀和 アルトゥーロ:伊藤 達人 アリーサ:藤井 麻美 ノルマンノ:布施 雅也 泉の亡霊:田代 真奈美
愛と狂乱の悲劇…2020年に翻案上演した作品を「完全版」で堂々上演!
■NISSAY OPERA 2022
『ランメルモールのルチア』
全2部3幕(原語[イタリア語]上演・日本語字幕付)
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ
(原作:ウォルター・スコット『ラマムアの花嫁』)
指揮:柴田 真郁 演出:田尾下 哲
管弦楽:読売日本交響楽団
■関連企画「日生劇場<オペラを知る>シリーズ」の様子
企画の詳細内容はこちら
〇ドラマトゥルギー・レクチャー「いま、『ルチア』を演出すること」
演出の田尾下 哲さんが、2020年翻案版について舞台写真や動画を交えて解説するとともに、作品の魅力や本公演の演出意図について語りました。
〇音楽レクチャー「『ルチア』その音楽の魅力」
ピアニストの河原 忠之さんが、本公演のカヴァーキャストを務める相原 里美さん、高橋 拓真さんとのコレペティ稽古の様子をご紹介しながら、ドニゼッティの音楽の魅力や楽譜に込められた思いに迫りました。
左から相原 里美(ソプラノ)、河原 忠之(ピアノ)、高橋 拓真(テノール)
〇プレコンサート「ルチアとエドガルド」
音楽レクチャーにも出演した相原 里美さん、高橋 拓真さんの歌声をたっぷりご堪能いただきながら、悲劇の恋人たちの名曲アリアをお届けしました。