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※プロフィールは受賞当時のものです。
第29回(2023年)受賞
舞台衣裳製作
林なつ子
舞台衣裳製作
林なつ子
株式会社シルビア衣裳部にてバレエ衣裳製作を始める。大手の衣裳会社数社のみしか存在しなかった1970年代から衣裳製作に携わり、日本では数少なかった衣裳製作工房「有限会社工房いーち」を1987年に設立。現在は製作に加えて、舞台衣裳の知識を後進へ伝授し育成に尽力している。
バレエピアニスト
米田ゆり
バレエピアニスト
米田ゆり
高校在学中よりバレエピアニストとしてのキャリアをスタートし、国内外のバレエ団で活躍。1997年の新国立劇場開場以来、同バレエ団の音楽スタッフを務め、舞踊家と音楽家という異なるジャンルの橋渡し役として、ダンサー、指揮者双方から高い評価と信頼を得ている。
第28回(2022年)受賞
劇場運営・演劇プロデューサー
二村利之
劇場運営・演劇プロデューサー
二村利之
名古屋タイムズ社文化部記者を経て、1972年に七ツ寺共同スタジオを名古屋市中区に創設。「自由な、開かれた表現活動の場」を目指し、演劇を中心に、舞踏・映像・音楽等様々なジャンルの公演を同スタジオにて上演。ながきに亘り地域の演劇文化を裏から支え、芸術文化の振興に多大な貢献を果たしている。
コレペティトゥア
大藤玲子
コレペティトゥア
大藤玲子
1979年より二期会オペラ振興会(現 東京二期会)にてコレペティトゥアとして、現在に至るまで40年以上に亘り活躍。また、新国立劇場オペラ研修所にて講師を務める傍ら、国際コンクールの公式伴奏者としても活動する等、若い才能の育成を通じ、日本オペラ界の発展に尽力している。
第27回(2021年)受賞
音響クリエイター
オペレーター
高橋嘉市
音響クリエイター・オペレーター
高橋嘉市
1966年国立劇場に入職。歌舞伎・文楽・能・雅楽・新派等、伝統芸能のあらゆるジャンルの音響を担当したほか、職務の傍ら、演劇、ミュージカル、コンテンポラリー・ダンス等の音響効果でも研鑽を重ね、多種多様なジャンルの音楽に精通。半世紀以上に亘り、舞台音響の発展・継承に貢献し、音作りも含めた舞台本番オペレーターとして今なお活躍。
文楽背景画製作
岡本義秀
文楽背景画製作
岡本義秀
1976年大阪舞台株式会社(現在の関西舞台株式会社)に入社。背景の専門家がいない時代より背景画を学びはじめ、国立文楽劇場の文楽公演や、地方公演、海外公演等を成功に導く。地方における人形浄瑠璃の舞台機構や背景画も製作。関西の文楽背景画における第一人者として活躍しつつ、伝統と技術の次世代への継承にも尽力。
第26回(2020年)受賞
オペラ制作・字幕監修
杉理一
オペラ制作・字幕監修
杉理一
1990年にニュー・オペラ・プロダクション(NOP)を設立し、自主オペラ公演を制作、そのほか市民オペラ公演の制作に協力してきた。特に日本人作曲家によるオペラ作品の制作上演に尽力するとともに、50以上のオペラ作品の字幕を監修した。現在も NOPの活動を通じて日本のオペラの普及、振興に尽力している。
特殊小道具製作
田中義彦
特殊小道具製作
田中義彦
1984年、有限会社アトリエ・カオスを設立。40年以上にわたって、様々なジャンルで、特殊小道具のパイオニアとして数多くの舞台を支えながら驚きと感動を生み出してきた。また、その優れた技術力で、特殊メイクや特殊効果等多方面で活躍。現在は多摩美術大学で講師も務めている。
第25回(2019年)受賞
大道具製作
佐藤哲夫
大道具製作
佐藤哲夫
約半世紀に亘って大道具製作に携わり、日本の舞台美術が平面から立体へ変化する転換期に発泡スチロールという新しい素材で立体造形を生み出したパイオニア。その画期的な工夫と高い技術力で、舞台製作の技術の向上に貢献してきた。
劇場経営・演劇プロデュース
福本年雄
劇場経営・演劇プロデュース
福本年雄
演劇プロデューサー中島陸郎氏との出会いをきっかけに、1992年に大阪に小劇場ウイングフィールドを創設。劇場閉鎖が続くなど関西演劇が厳しい環境にある中、多くの劇団、演劇人と交流し関西演劇の拠点として演劇の活性化に大きな役割を果たしている。
第24回(2018年)受賞
大道具
松崎政男
大道具
松崎政男
1955年東宝舞台に入社し、資材、機材が手持ちの時代から大道具としてオペラ、バレエ公演を担当。2001年にオフィスMを設立。60年以上にわたって舞台を裏から支え続け、特にバレエ芸術の普及に尽力。数多くの後進スタッフを輩出している。
文楽人形衣裳縫製
牧野圭子
文楽人形衣裳縫製
牧野圭子
松竹衣裳より、1985年に開場当初の国立文楽劇場に移り、以来30年以上にわたり文楽人形衣裳の技術を守り続け、文楽の舞台を支えてきた。これまで縫製してきた衣裳は300体を超し、今日でも文楽公演で使用する人形の衣裳の要となっている。
第23回(2017年)受賞
舞台音響効果
田村悳
舞台音響効果
田村悳
1953年劇団俳優座付属演劇研究所入所以来、64年間にわたって舞台の音響効果一筋に1000本以上の作品を手がける。多岐にわたる作品を通じ、舞台を支えると共に音響効果の確立に貢献、後進の育成にも尽力している。
パイプオルガンの設置・調律・保守
望月廣幸
パイプオルガンの設置・調律・保守
望月廣幸
武蔵野音大を卒業後、1964年に渡独しオルガンビルダーの資格を取得。1970年代より全国の劇場・ホール等にパイプオルガンを設置した。日本のパイプオルガンの黎明期を支え、普及に努めてきたオルガンビルダーの第一人者。
第22回(2016年)受賞
オペラ衣裳製作
下斗米雪子
オペラ衣裳製作
下斗米雪子
洋服作りの実践を学んだ後、昭和47年に独立、平成4年より本格的に舞台衣裳製作に取り組む。これまで約50演目以上のオペラの衣裳を製作。衣裳の貸し出し、地方の衣裳スタッフの育成を通じて全国各地の地域のオペラ公演を裏から支えている。
箏の製作・調整・舞台設営
山中正夫
箏の製作・調整・舞台設営
山中正夫
15歳の時に父に弟子入りして箏の製作技術を学び、60年以上にわたってこの道一筋に研鑽を積んできた。箏の製作だけでなく、箏糸の張替え、調弦、舞台設営も担い、絹箏弦の調整技術の指導者としても後進の育成にも尽力している。
第21回(2015年)受賞
舞台美術 背景画家
新城榮徳
舞台美術 背景画家
新城榮徳
約半世紀に亘って沖縄芝居の舞台美術を担い、その評価も高く、沖縄芸能の保存、継承に多大な貢献を果たしている。スタッフ、出演者からの信頼も厚く、現在も沖縄の劇団の美術を一手に担い、沖縄芝居を支えている。
狂言作者
竹柴正二
狂言作者
竹柴正二
早稲田大学在学中に三世竹柴金作に入門。昭和41年竹柴正二を名のり、翌年六世中村歌右衛門付の狂言作者となる。約半世紀に亘って狂言作者として歌舞伎公演を裏から支え、第一人者として後進の育成にも尽力している。
第20回(2014年)受賞
かつら製作
石川卓男
かつら製作
石川卓男
かつら・かもじ製造業(現㈱丸善)の4代目。高校卒業後の約70年の永きに亘りかつら製作に携わる。舞台作品の全ジャンルのかつら部門における草分け的存在であり、現在も日本髪の技術継承・後継者育成に力を注ぐ。
音響効果オペレーション
富田健治
音響効果オペレーション
富田健治
1965年東京演劇音響研究所に入所、演劇の音響効果の開拓者である文学座の秦和夫氏らに効果音の技術を学び、約半世紀に亘り音響効果オペレーションに従事し、数多くの舞台を支えてきた。また、効果音制作の講師として後継者育成にも努めてきた。
第19回(2013年)受賞
舞台監督
金一浩司
舞台監督
金一浩司
音楽分野での舞台監督という役割を確立するとともに、舞台監督専門の会社を設立して、後進の育成に尽力してきた。50年間にわたって、ミュージカル、リサイタル、ショーなどわが国の代表的な音楽ステージを担ってきた。
歌舞伎「ツケ打ち」
芝田正利
歌舞伎「ツケ打ち」
芝田正利
1966年長谷川大道具(現、歌舞伎座舞台株式会社)に入社。大道具製作及び舞台係を務める傍ら、中村藤吉氏にツケを師事。以来、主に歌舞伎座で歌舞伎の狂言、日本舞踊のツケを担当する。併せて後進の指導にあたりツケ打ちを育てている。
第18回(2012年)受賞
舞扇の製作
福井四郎
舞扇の製作
福井四郎
1950年に父が営む元禄時代創業の十松屋福井扇舗に入店、能楽五流の流儀扇並びに脇方・狂言方・囃子方の各流儀扇及び京都祇園の京舞井上流舞踊扇等の製作に加え、江戸時代の扇の修理にも携わり、扇製作の第一人者として活躍している。83歳。
ピアノ調律
山田宏
ピアノ調律
山田宏
1950年よりピアノ調律の道に入り、スタインウェイピアノ専任の技術者として後進の指導に尽力しながら第一人者として道を切り開く。常に安定したピアノを演奏家に提供し、演奏家の信頼も厚く、半世紀以上経た現在も、精度の高い仕事を継続している。
第17回(2011年)受賞
ライブラリアン
龍前範子
ライブラリアン
龍前範子
戦後、近衞秀健氏、丹下吉太郎氏、藤田由之氏に師事し、楽譜管理、写譜の方法を学ぶ。読売日本交響楽団に所属後はフリーでライブライアンとして永年活躍し、日本のオーケストラの活動を裏から支えてきた。
舞台監督
川口浩三
舞台監督
川口浩三
1968年より劇団俳優座に所属し、永年、舞台監督として数多くの舞台を支える一方、多くの演劇を志す若者たちと交わり、新人俳優、スタッフの育成に取り組み、後進の育成にも尽力してきた。
第16回(2010年)受賞
演劇鑑賞団体の運営
川述文男
オペラ合唱指揮
及川貢
第15回(2009年)受賞
人形劇プロデューサー
宇野小四郎
歌舞伎「床山」
三浦菊雄
第14回(2008年)受賞
大道具大工
原田國利
衣裳・小道具製作
小寺洋子
第13回(2007年)受賞
舞台美術
板坂晋治
オペラ合唱指揮
新小田大
第12回(2006年)受賞
劇場運営
伊藤英子
調べ司
山下雄治
第11回(2005年)受賞
歌舞伎背景画
後藤芳世
舞台監督
田原進
第10回(2004年)受賞
劇場運営・演劇プロデューサー
山根淑子
小道具等特殊美術製作
藤野級井
第9回(2003年)受賞
劇人形デザイン・製作
保坂純子
大道具・背景画
山本冨二夫
第8回(2002年)受賞
児童合唱団の運営
皆川和子
地芝居振付
松本団升
バレエ衣裳製作
大井昌子
第7回(2001年)受賞
演劇鑑賞団体の運営
岡田文江
ステージ・マネージャー
宮崎隆男
演劇の通訳
垣ヶ原美枝
第6回(2000年)受賞
舞台音響効果
作本秀信
小道具の製作
松家公
演劇道具の輸送
榧野明
第5回(1999年)受賞
演劇プロデューサー
倉林誠一郎
舞台照明
阿部吉之助
文楽小道具
和田時男
第4回(1998年)受賞
ホール案内業務
大村いね
琉球伝統芸能の琉髪結髪
小波則夫
大道具製作(背景)
工藤和夫
第3回(1997年)受賞
日本物舞台衣裳製作
中川菊枝
伝統芸能小道具製作
杉山好二
チェンバロ製作・調律
百瀬正二
第2回(1996年)受賞
舞台監督
田中好道
オペラプロデューサー
河内正三
歌舞伎衣裳縫製
菅谷マチ子
第1回(1995年)受賞
歌舞伎「床山」
那須武雄
新劇衣裳製作
河盛成夫
文楽人形「かつら、床山」
名越昭司